いい音楽にみちた、こだわりのテレワークを
~リビングオーディオ編~

コロナ禍でのテレワークが続いています。仕事をしながら過ごす自宅での生活も、ある程度のリズムやルーティンなどができている方も多いのではないでしょうか。複数の人が同じ空間にいるオフィスではありませんので、人の目をあまり気にせず過ごせるのがテレワークの良いところですね。

テレワーク中の生活を彩る音楽をよりハイクオリティに、というテーマのもと前回はデスクトップ編としてデスクの上にUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HD-DAC1」を置いて使ってみました。今回はリビングオーディオ編と題し、ベストセラーの薄型AVアンプ「NR1711」を使うとテレワーク(ステイホーム)生活がどれほど豊かになるのか、編集部員Sがハイクオリティな音楽に満たされた生活を自宅で実体験してみました。


AVアンプ NR1711


テレビ周りにスペースがないわが家には嬉しいサイズ感


NR1711は高さ105mm、テレビラックにもすっと収まるスリムデザインです。テレビ周りのスペースにあまり余裕がないわが家には、嬉しいサイズ感でした。今回は2チャンネルで使用しますので、フロントL、Rにスピーカーを設置。スピーカーはイギリスの老舗オーディオブランドBowers & Wilkinsの「ブックシェルフスピーカー707 S2」を使用しました。現代的で高解像度な表現力に定評のあるスピーカーです。

AVアンプは普段から使用している機器と接続しますので、テレビとゲーム機(PS4)をつなぎます。


スピーカー、テレビ、ゲーム機とのセッティング


それではセッティングしていきましょう。まずはNR1711とスピーカーです。背面のスピーカー端子のL、Rにそれぞれのスピーカーをつなぎます。ブックシェルフスピーカー(Bowers & Wilkins 707 S2)は、赤黒それぞれ上下に2個の端子がありましたので、下の穴に通してから上に差し込み固定しました。これでスピーカーの配線は完了です。

 

(左)NR1711背面 (右)ブックシェルフスピーカー707 S2背面

次にテレビと接続。こちらはHDMIケーブルをそれぞれの端子に入れて完了!そしてゲーム機も同様にHDMIケーブル1本でつなげます。とっても簡単です。

 

(左)NR1711背面 (右)テレビ背面

これで全ての配線が完了しました。NR1711の電源を入れたら、インターネットに接続します。インターネット接続は、セットアップメニューから普段使用しているWi-Fiネットワーク名とパスワードを設定すればOK。最後にAudysseyセットアップで、スピーカーとリスニングエリア(今回はリビング)の音響特性を測定し、最適な設定にします。測定はリスニングエリアの複数の位置にセットアップマイクを設置して行います。今回は2チャンネルでちょうどテレビの前のソファの位置がメインのリスニングポイントに設定しました。全ての測定と解析が終了したら保存して終了です。これで全ての設定が終わりました。



タイムラインに合わせたコンテンツをリビングで楽しむ


今回はリビングで音楽を楽しむ、ということでテレワーク中の生活タイムラインの中で活用したコンテンツをご紹介したいと思います。
スマホにネットワークオーディオを楽しむための専用の「HEOS」アプリはインストール済。NR1711では、Amazon Music HDやSpotify、AWAなど、さまざまなストリーミングサービスの音楽を楽しむことができます。さらにNR1711は、新世代のオブジェクトオーディオ技術Dolby AtmosやDTS:Xにも対応。今回はフロント2チャンネルのみの構成ですが、スピーカーを増やすことで全方位に展開する自然な音響空間でのサラウンド体験が可能になります。

AM8:00~8:30 朝のストレッチ&軽く筋トレタイム(音楽)

朝の混みあう通勤時間帯に出勤しなくてもいい、テレワークになって朝のストレスから解放された方も多いと思いますが、その反面、困ったことの1つが運動不足。かくいう私もコロナ禍で満足にフィットネスジムへも行けなくなり、運動不足からくる不調に悩まされた時期がありました。このままじゃイカン!と家で何かできることを…と始めたのが、自宅フィットネスです。
普段フィットネスはテレビ前のリビングの広いところで、小さなBluetoothスピーカーで音楽をかけながら行っていますので、今回はNR1711で試してみました。

音楽はストリーミングサービスの中では音質面で他より一歩リードしているAmazon Music HDのULTRA HD(ハイレゾ)のプレイリスト、「ポップスforランニング」をチョイス。ランニング向けに作られたプレイリストで、軽快なポップスが選曲されています。再生時にモードが選べるのですが、まずはソースに収録されている音声のまま再生する「Direct」モードから、さらにダイレクトモードより高音質の再生を「Pure Direct」モードで行いました。

 

一曲目はパニック!アット・ザ・ディスコの「High Hopes」で、イントロのホーンセクションが、朝のリビングに響き渡る感じがとても爽やか、かつパワフル。はじけるようなホーンの音に、ボーカル、ブレンドン・ユーリーのハイトーンボイス、低音域から高音域まで音像がとてもクリアでバランスがよく、音が変に味付けがされていないので、ストレートな心地よさを感じます。いわゆるエモ系バンドで知られるパニック!アット・ザ・ディスコですので、その曲の盛り上がりで、きちんと気分が入っていき、ぐんぐん身体がのっていく感じが普段と全く違いました。

テイラー・スイフトの「Shake It Off」では、ぽんぽんと控えめに響きつつも、存在感のあるホーンとドラムに、軽快でキレのあるテイラーの声、間に入るハンドクラップも全てが明瞭、音のクリアさにますます気分は上々、スパイダープランク(筋トレ)もノリノリでやってしまいます。

AM8:30~9:00 朝のダンスタイム(ゲーム)

ストレッチと軽い筋トレが終わると、続いてはダンスタイムです。仕事がよほど立て込んでいない限りは、ストレッチからダンスまで、約1時間程度は身体を動かします。最近ハマっているのが「JUST DANCE 2021」(UBISOFT)というゲームです。ジャストダンス、その名の通りダンスゲームで、手にジョイスティックなどのコントローラーを持ったまま、ゲーム内のダンサーと同じように踊ることで、振りが合っているかどうかなどを測定し、得点が出るゲームです。対応プラットフォームはX-Boxシリーズ、Switch、PS4、PS5と現行のメジャーなゲーム機はほぼ網羅しています。

ダンスには音楽がつきもの、そしてこのゲームには60年代のポップスから、ラテンやヒップホップ、最新のヒットソングまで実にたくさんのジャンルと楽曲が入っているのです。日課として練習しているダンスのひとつ、ビリー・アイリッシュの「all the good girls go to hell」をNR1711を使ってプレイ。

ビリー・アイリッシュといえば、ドラムやベースを主軸とした豊かな低音表現に、ささやくようなビリーの歌声が特徴的です。普段はテレビのスピーカーのみでプレイしていますので、それとの比較になりますが、まず低域がつぶれず、ぼやけずクリアに聴こえることに感動しました。ビリー・アイリッシュのダンスは裏拍をとる動きが多いため、低音域のリズムがきちんとつかめるのが重要だったりします。曲の世界観がきっちり再現されていて、とても楽しく踊ることができました。NR1711の再生時のモードは「GAME」で、中でも「Multi In+Neural:X」のサウンドが好みでした。ゲーム音もヴァーチャルサラウンドで楽しめるのがすごく嬉しいですね。

PM12:30~13:15 ランチタイム(テレビ番組)

ランチタイムには民放のテレビ番組を観ることが多いです。わが家はリビングとキッチンが繋がっているので、テレビをつけて、ながら見をしつつ料理を作り、その流れでささっと食べてしまいます。その間約30~45分。ライトに楽しめる昼のテレビ番組がぴったりです。
よく観る番組はテレビ東京の「昼メシ旅~あなたのご飯見せてください~」。日本各地のお店やお家を訪ねてお昼ご飯やまかない飯を紹介している番組です。肉を焼く時のジューっとした音や、風や水などの自然の音、リポーターが扉を開けたり床の上を歩いたりといった音まで、いつもより鮮明に聴こえてきて、こうして普段何気なく見ているテレビ番組も、NR1711を通して視聴すると新鮮で奥行きを感じました。

PM16:00~16:20 午後のブレイクタイム(音楽)

午後の息抜き、おやつタイムは必ず仕事部屋とデスクから離れてリビングへ行き、ひと息いれます。朝は忙しく何かをしながら聴く音楽だったので、コーヒーを淹れて甘いものを食べつつ、ソファに座ってじっくり音楽を楽しみます。
ブレイクタイムのお供は最近ブームがきている80年代シティポップのプレイリストをチョイス。大滝詠一の「君は天然色」はシティポップの伸びやかな軽さと、緻密さを感じさせるサウンドで、楽曲自体のクオリティの高さや懐かしさに包まれる感覚がとても心地よかったです。コーヒーを飲みながらただぼんやりと良い音に包まれる時間、それだけでもリフレッシュできますね。それにしても大滝詠一の楽曲を自宅のサラウンド環境で聴けるなんて。懐かしいけど、新しい。まさにそんな感じです。

PM21:00~23:00 一日の終わりのリラックスタイム(テレビドラマ・映画)

そして一日の終わりのリラックスタイムには、Netflixでドラマを観ます。最近ハマっているのは「クイーンズ・ギャンビット」というチェスをテーマにしたNetflixオリジナルドラマです。1950年代のアメリカ、孤児院で育った少女ベスがチェスの才能を開花させ、世界No.1にのぼり詰めていく作品で、緊迫したチェスの試合や50年代のファッションやインテリア、米ソ冷戦時代の背景など、見所がたくさんあるドラマです。映画のように作り込まれた映像と音楽は「Movie」モードの「Multi In+Virtual:X」で楽しみました。

 

映像と音声が流れ出すと、2チャンネルとは思えない音響空間、ヴァーチャルサラウンドの効果で、いつものリビングが一瞬にしてリッチなシアターに様変わり。チェスのコマを動かす際の、板にこすれるような微細な音までリアルに聴こえてくるのが、まるでその場面に自分がいるような臨場感で、思わず息をつめて画面に見入ってしまいます。音が違うだけで、作品の持つ魅力がぐんと迫ってきて、包まれる感じ、これほど印象に違いが出るのは本当に面白いですね。

夜遅い時間で音量が心配な場合は、全体のボリュームを少し落としつつ、ダイアログコントロールで映画(ドラマ)のセリフだけを調整し、聴きやすく設定することも可能です。美味しいお酒を片手に、夜な夜な映画やドラマをどっぷり堪能できそうですね。


リビングは家の中心だからこそ音響環境にこだわりたい


今回は普段のテレワーク時の生活タイムラインに合わせてNR1711を楽しんでみました。テレワーク時は仕事部屋にこもっていることが多いと思い込んでいたのですが、意外とちょこちょこリビングに行きますし、朝晩はわりとしっかり音楽や映像コンテンツで楽しんでいました。他にもミュージシャンのライブ配信などNR1711で楽しみたいエンタメコンテンツはたくさんあります。

ベストセラーAVアンプであるNR1711は8K/60p、4K/120pと最新の映像コンテンツを楽しむための規格に幅広く対応しており、7chのフルディスクリート・パワーアンプを搭載。今後スピーカーを買い足せば、マランツならではの高音質で5.1.2 ch、Dolby Atmos、DTS:Xなど最新のイマーシブオーディオにも対応可能。少しずつアップグレードして楽しみを増やしていくこともできます。

リビングは家の中心だからこそ、いい音で満たされているといつもの生活がワンランクアップしたような、リッチな気分になります。さまざまなコンテンツの魅力をより高めて、楽しませてくれるのでテレワークやステイホームに大活躍。これからAVアンプを使ってみたい人にも、買い替えを検討している人にもおすすめです。


(編集部S)


2021年5月14日